教員が公文書改ざん 教頭が指示、校長も黙認 千葉市の中学校 「保護者に責められるのを避けるため…」
千葉日報オンライン 2021/3/27(土) 11:58配信
千葉市教育委員会は26日、生徒指導部会資料を保護者に公開する際に一部を削除するなどしたとして、緑区の市立中学校の男性校長(60)を戒告の懲戒処分にした。実際に削除などを指示した同校の男性教頭(50)と改ざんした男性講師(38)も文書訓告とした。
市教委によると、教頭は昨年9月上旬、保護者から同資料の提供を求められた際、保護者とのやり取りや推測などの記載を削除し、対応などを加筆することを講師に指示した。校長も改ざんを黙認した。
改ざんは2019年9月から昨年2月までに開かれた生徒指導部会18回のうち、17回分の資料で計59カ所に及んだ。提供を受けた保護者が資料の日付に不審な点があったことから、市教委に連絡して判明した。
教頭は「悪いことは分かっていたが、保護者に責められることを避けるためにやってしまった。反省している」と話しているという。